善光寺本坊大勧進「沈香亭」修繕クラウドファンディング　ご支援ご協力の御礼

この度は善光寺本坊大勧進の境内に佇む明治天皇ゆかりの茶室「沈香亭（ちんこうてい）」修繕のクラウドファンディングにご支援、ご協力をいただき誠にありがとうございました。

令和5年12月20日から開始した本プロジェクトは、令和6年2月6日に第一目標額の1,000万円を達成し、2月19日には第二目標額の1,200万円を達成することができました。　そして、2月20日23時の終了時には総額1332万2,000円のご支援を賜りました。　　　合計460人もの皆さまとのご縁を結ぶことができたこと衷心から感謝申し上げます。

浅間山大噴火、天明大飢饉に苦しむ民衆の救済に尽力した第八十世・等順大僧正が、光格天皇に三帰戒・十念を授け奉った翌々年の寛政11年（1799）に建立した茶室は、光格天皇の曽孫にあたられる明治天皇が明治11年（1878）に行幸された時に「沈香亭」の庵名を賜りました。　明治天皇は大勧進の行在所に面した奥庭の、樹齢200年を超える寒牡丹に囲まれ閑雅な風情を愛され、雅な香りを穏やかに漂わせる寒牡丹に囲まれた庵を想い、香の中でも最上位の位置にある沈香を庵の名称として「沈香亭」の庵名を賜り、明治天皇の第7皇女子北白川房子内親王によって「沈香」と揮毫されました。　光格天皇の時代から令和の世に至るまで８代の天皇陛下の次代、２２５年の歴史がある茶室を未来へ受け継がれるにはどうすればいいか、大勧進として悩みに悩んだ末、クラウドファンディングという方法を知り初めて臨みました。

皆様のおかげで「沈香亭」を未来の人々へ継承する事が出来ます。

ご支援してくださった皆様、応援のメッセージをいただいた皆様、知人やご友人に広めてくださった皆様、READYFORのスタッフ・運営チームの皆様、報道関係者の皆様、ご協力いただいた全ての皆様に心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和六年二月二十一日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　善光寺本坊大勧進　第104世貫主栢木寛照