宝物館・行在所
宝物館
当山は昔より永く別当と大勧進の両職権を持っていたため善光寺に関する貴重な史料や宝物が多数あり、 その数は三千数百点にもおよびます。宝物館には常時150点ほどが展示され時々入れかえてご覧いただいております。
宝物演出品目録抄
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皇室関係
土御門・後水尾・後西各天王宸翰・仁孝・孝明南天皇・昭憲皇太后・貞明皇太后・皇太后陛 下御物
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徳川家関係
桂昌院寄附の御三卿縫像、金梨地高蒔絵膳具、定朝作弥陀三尊、斉昭筆天台座主銘記等
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東叡山輪王寺
関係拝領御駕籠、煙草盆、和時計、融通念仏縁起、詩、善光寺如来記、偈、語、短冊、画等多数
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高僧及び歴代
住職関係慈、弘法、善導、及び歴代住職御名号等
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武将関係
能登守平教経指物、武田信玄寄進状、尼将軍政子消息文、武田信玄位牌、上杉謙信位牌
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古書画関係
土佐・狩野・明兆派等の仏画、善光寺縁起、各宮並堂上短冊等多数
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仏像、仏具関係
慈恵大師自作像、伝教大師作薬師如来像、銅像印度仏、西蔵古代仏像、文殊菩薩、高麗古仏、舎利塔、銅像釈迦涅槃像等
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経典関係
般若心経(弘法大師、文覚上人)・貝多羅葉梵語経典・大般若経・阿弥陀経義記
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指定文化財
重要文化財 源氏物語事書一巻・・・写真展示
重要文化財 善光寺造営図九巻・・・複製ニ巻展示
重要美術品 金銅五鈷杵・・・写真展示
県宝 絹本着色釈迦三尊像一幅・・・特別展の際展示 -
寺歴関係
開基御三卿(木造・巡国回帳用)、善光寺四門寺号、古瓦、現在の本堂・山門・経蔵設計図・五重塔設計図ほか
行在所
行在所は、200年以上前に奥書院として建てられました。明治11年(1878年)の明治天皇御巡幸以来、大正天皇、昭和天皇両陛下の御駐輩所にあてられ、香淳皇后陛下、秩父宮雍仁親王、高松宮宣仁親王、三笠宮崇仁親王が御泊御休になり、史跡指定されております。
昭和28年(1953年)8月には、清宮貴子内親王が、香淳皇后陛下の御弟君である当時の大勧進貫主・東伏見慈洽大僧正をお訪ねになられ、いろいろご歓談遊ばされたのも当行在所です。
すぐ近くには、明治天皇ゆかりの茶亭「沈香亭」がございます。
「沈香亭」の扁額は、明治天皇皇女、北白川宮房子内親王の御筆です。
料金
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高校生以上
500円
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中学生以下
無料